cikringoの日記

マイペースに思いのままに書いてます。出産を機に180度変わった生活や価値観。どこかに吐き出してないと…と。王さまの耳はロバの耳に出てくる穴みたいな場所。

三人家族で描く三角形

どうしようもない彼シリーズはちょっと休憩。

今日で息子、ちゅーたんが生まれて今日で300日でした。

新しく三人家族となった我が家
親になった夫と私

自分自身の気持ちの変化に驚いたり、夫に新しい価値観で擦り合わせようとがんばってみたり、夫も家族の時間を大事にしてくれようとしたり…

この300日、慣れないことへの挑戦と努力の連続だったなぁと思う。
自分たちに与えられた「新しい役割」をなんとかうまく果たそうって一心で。

夫婦のあり方も、二人の時と三人とでは何かが違う。
本当にそれぞれが新しいパートナーになったみたいに。
でも、その違う「何か」がきちんと理解できてないから、三人家族の中の「夫婦」って枠で切り取ると、なんかタメだなみたいな部分も見栄隠れする。

3本だとバランス取れてるのに、2本だとバランスが悪いテーブルみたいになってる気がする。

だから、これまで問題にならなかったことで揉めてみたり、ストレスになったりもした。

まだ、二年目まで少し時間があるので、
家族、夫婦、母子、父子
それぞれの関係が 次の一年でどうであればベストかなって言うのを考えていきたいなと思った。

どうしようもない彼はどうにかなるのか③

私は育休に入ってた。

そんな10月のある日、H氏から電話がかかってきた。
最初は他愛ない会話から

「俺さ、今度のクリスマスイブで入社十周年になるんだ。節目の年になるからそろそろ落ち着こうかなとか思ってるんだよ。」

「へぇ、いいじゃん。安定感必要だしね。」

「挙式はハワイでやりたいの。お母さんフラダンス習ってるでしょ。だから、本場につれて行ってやりたいんだよ。」


十周年だから結婚って…ずいぶん自分勝手な理由だなぁ。
お母さんが喜ぶからハワイで挙式って…

いきなり突っ込み所満載なんだけど…と思いつつ、結婚するの私じゃないし、この人が相手じゃなくて本当に良かった。とか思ってた。

「で、相手は?」

「うーん…」

「?」

「付き合ってる人はいるんだけど…どうかなって思ってて」

「?!」

「今の彼女…みかって言うんだけど、会話はすごく楽しいんだけど、すぐ感情的になったり、ケンカもメチャクチャする。多分これまで付き合った人の中で一番してる。だから合わないのかな…と思って。見た目ギャルだし。でさ、真鍋さんのこと知ってる?」

真鍋さんは、私の後輩でH氏の部下だったこともある子。私と別れた後、付き合ってたらしい。そして夏ごろに別れたって話をほんの数週間前に別の同僚から聞いたところだった。

真鍋さんからすると、H氏は便りになる先輩、上司。
あこがれの対象になってもおかしくない。
一方、真鍋さんは大人しくて、会話も弾む方ではない。良い子だけど、なぜH氏が付き合ってたのか謎だった。遊ばれてたのかなーとか勝手に思ってた。

「あぁ、付き合ってたらしいね。別れたんでしょ。なんか聞いたよ。」

「うん…振ったんだけど、なかなか諦めてくれなくて…微妙に続いてる。」

新しく彼女ができたから、別れたけど、その後も連絡がきたり行き来があるんだそうな。
相変わらずの優柔不断。振るんならスッパリ振れば良いのに、中途半端な優しさからか、それができないんだろうな…

こういうとこ、どうしようもない。

真鍋さんは、H氏に対して従順で、言うことは何でも聞いてくれる。喧嘩になることもない。会話がおうむ返しでつまらないとこはあるけど、職場も同じだから、仕事にも理解あるし、結婚もありかなと思ってるらしい。


(何この人!意味わかんない!怒)
(この展開、おもしろーい。笑)

そんな相反する気持ちをモヤモヤさせながら、面白がって話を聞いてた。

「結婚するならどっちが良いかな?」

ギャルなみかちゃんは、話を聞いてたら、小学校レベルの漢字が読めなかったり…とけっこうヤバイ。
両親も無くしていて天涯孤独なんだそうで、頼りにされてるのが彼を良い気にさせるのか。
けど、うちの職場は教育業界。そして、H氏は役員にも近いところにいる。
社長とか役員の人たちにも紹介していくことを考えると、ちょっと違うかな…と思ってきた。性格的には合ってそうだけど。

真鍋さんなら、その辺の社内的な障害は無さそう。
だけど、真鍋さんの先輩として、H氏はやめとけと言いたい。H氏にとっては都合の良い相手だと思うけれど、真鍋さんが幸せになるイメージがわかない!


「いや、どっちも違うんじゃない?だいたい十周年だから結婚とか、おかしいし。そんな急がなくていいよ。
イメージと違う。」

二人の彼女には、スペック的に負けてないと思った。
H氏が誰と結婚しようと関係ないんだけど、自分より良さそうな相手と結婚してほしい気持ちがあった。
何だろう、この変な競争意識。


その後も、2~3回この手の電話がかかってきた。

その度に進展はなく、悩んでるだけだった。

私はH氏にとって、話しにくいことも相談できる友達ってとこに落ち着いたのかな。
こうやって電話してるの、私の夫には気まずいから言わないでって言われた。そりゃそうだ。H氏は今は夫の上司。

なに、この微妙な位置関係(笑)


そんなこんなで、運命の(?)クリスマスイブが明日に迫った12/23…


続く

どうしようもない彼はどうにかなるのか②

H氏は、自分の感情にとても素直な人だった。
そして、人懐っこくて誰にでも優しい。
打算的なところはなく嘘もつけない。


だから浮気も、してやろうと企んで…ではない。
気づいたら戻れないとこにいってる。
そして、自分の感情に素直になる。
でも、隠せない。
だから、後悔して謝って…


「悪気がなくて悪いことする人間の方が
悪気があって悪いことする人間よりたちが悪い」

治しようがないからだって、よく母が言ってた。

H氏見てると、その言葉がよく思い出された。

いっそ、隠し通してくれた方が楽なんだけど。
騙してくれた方が楽なんだけど。
最後まで悪者になりきれない。ズルいよなと思う。
それも、計算じゃないんだし。

素直全開!



待ち合わせたのは、ホテルのレストラン。
一度、二人で来たことのあるところだった。


「距離をおいてみて、やっぱり失うのは嫌だと思った。指輪とか準備できてないんだけど、結婚しよう」

いきなりそんなカードを切られた。


もう、そんなタイミングじゃないよ。
残念。

予定通り、忍ばせてたカードをこちらから切り直し、
プロポーズ?されたその日が別れた日になった。


「一度壊れた信頼は、もう二度と修復できない。それが一番大きい。」

そんなことを言ったと思う。

つぎ、付き合う人とは同じ失敗繰り返さないでね…
とか、お節介な一言を付け加えて。


彼もガッカリしてるようだった。
過去の過ちは、取り返しつかないんだってことに沈んでた。

どうしようもない奴だとか思ってたけど、少しは懲りてくれればいいな。
落ち着いてきてるし、変わるかな。

そんな風に思ってた。

別れてからも職場は同じわけで、私は同じ職場で別の人と結婚するっていう荒業に出たりしたんだけれど、多少のダメージを与えた程度で、険悪な雰囲気になることもなく、付き合いの長い同僚って感じになった。


そんなある日、彼から相談された。


続く

どうしようもない彼はどうにかなるのか①

「少し距離を置こう。」

そう提案したのは私だった。
付き合って4年。当時29歳。
進めるにしても止めるにしても、もうマンネリからは卒業したいタイミングだった。

H氏は、育ってきた環境が180度違うタイプ。
だから、刺激的だった。
全く正反対なところからやって来た二人。
同じ職場×遠距離っていう、微妙?絶妙?な距離感のお陰で心地よい関係が続いてた。


H氏は、女性関係の評判はよろしくなかった。
本気になると火傷するぞ。
そんな気持ちがあったから、常に冷静な感情を見失わないように用心するクセがついていった。

それが、何かあっても傷つかないための予防線。
自分の守り方だった。

4年間の間に何度か浮気をみつけた。
やっぱりどうしようもない男だった。

そういう危機もその都度乗り越えた。
それで終わりにするわけにはいかないから。
そんな終わり方されると自分が惨めだから。
終わり方は私が決める。

浮気が発覚するたびに、大袈裟なパフォーマンスと謝罪が繰り広げられた。
幸い(?)フラれることもなかった。

もう絶対しない
本当に愛してるのはあなただけ
一生大事にする
これからは変わるから
…etc…

言われて悪い気はしなかった。
でも、心から許しはしなかった。

彼も落ち着いてきて、事件も起こらなくなった。
私が30になる前に結婚とかした方が良いんじゃないかな?とか、そんなこともぼんやり考えてるようだった。
いつも具体的ではなかったけど。


でも、彼との結婚は考えられなかった。
どうしようもないところは、治らない。
今は落ち着いてるけど、いつまた発作がおきるかとビクビクしながら過ごすのはごめんだ。

恋愛は、多少の波風も楽しめるけれど、生活に波風が立つのはごめんだ。

そして何より責任感から結婚が形になるのは避けたかった。


もう潮時だ

そうして、距離を置いてみようと提案した。

彼もその提案を飲んだ。
実は待ってたのかもしれない。
私が離れるのを。
4年付き合った三十路手前の彼女に責任を感じつつも結婚に踏み切る覚悟もない。

いつもそうだった。
自分からは重大な決定は言葉や形にはしない。

そして、2週間ほどたった休日に会うことになった。
「別れる」というカードを忍ばせて、私は待ち合わせ場所へ向かった。


続く

プライベートブランドから学んだこと

世の中で起こってることや身の回りのもの・ことで、よく知りはしないんだけど、なんとなく受け入れてることってたくさんある。

それでも、けっこう知的好奇心は旺盛な方だと思うので、なんで?なんだ?と思ったことはすぐ検索してる。
便利な世の中になった。

スーパーやコンビニで頻繁に見かけるようになったプライベートブランド…PB。

以前は何となく安っぽいイメージでしかなかったけど、「プレミアム 」とか「セレクト」とか、そんなついてる商品も見かけるようになってきて、何となく信頼度も上がってた。

昨年末に冷凍食品に農薬が混入された事件で、食品会社が、同じ工場でコープの商品も複数のスーパーのPB商品も作ってるってことを知って、はぁ~なるほどー!と思った。

そりゃあ、膨大種類の商品作るのにいちいち工場持つわけにもいかないよなと少し考えればわかりそうだけど、これまで考えたこともなかったので、そこのスーパーやコンビニが独自に作ってるものだと思ってた。

特にコープの商品は、市販のものよりもこだわりかあるんだろうなとか安全・安心なんだろうな…というような勝手なイメージも持っていた。
だから、コープの商品もトップバリューも、みなさんのお墨付きも、出所一緒かい!ってことに衝撃だった。


パンを購入するときに、スーパーでは、買わないようにしてるメーカーのパンがある。
母親に、添加物とかすごいから買わない方がいいって昔々に言われたこととか、そこのパン工場のバイトに行った先輩が、もうそこのパンは食べたくないって言ってたこととかあって…

だから、似たようなパンはスーパーでは買わず、コンビニのPB のやつを選んで買ってた。
…で、この前、ふと裏の製造者を見ると、さのメーカーの名前が!!

「この商品は○○(コンビニの会社)と△△(パンのメーカー)の共同開発商品です」

って書いてあった。
偏見で申し訳ないと思いつつも、あぁ、そーいうことか…と。納得ながらガッカリ…自分に。


PB 商品は、元々、中小の会社が請け負うことが多かったって。けど、大手も最近は参入してるって。
PBに対して、メーカーの商品をNB(ナショナルブランド)と言うらしい。

PB 勢力が増してくると、その分、NB の陳列スペースは減るわけだし、一定量を出荷できるメリットとかもあるってしった。

もちろん、PB を展開する企業にもいろいろメリットがあることがわかった。企画にも参加できるし、安く仕入れられたりするみたいだし。

Wikipediaに、他にもいろいろ教えてもらった。

世の中の仕組み、知らないとこわい。
無知であること、恐ろしいなと改めて思った。

また夢で

ひどい別れ方をしたし、連絡も取らないまま何年もたってるし、遠くに住んでるので会う機会もない人。
しんちゃん。

でも、夢の中では会えます。

時々。

でも、それなりの頻度で出てくる。


今日、ちゅーたんをダッコしたままお昼にうたた寝してたとき、しんちゃんの夢を見た。


私が泥酔して記憶をなくして、母に電話して、しんちゃんと、結婚しなかった後悔をぐだぐだ話してたらしい。
母から翌日に、昨日こんなこと言ってたよって聞かされて焦ってた。
そして、母から「なんでしんちゃんと結婚しなかったんだ。今からでも遅くない。ぷーすけは元々会ったときから嫌だったんだ…」と言われてる夢。


そんな中、眼鏡を忘れたからって、車を追っかけてしんちゃんが走って登場するっていう夢。

登場して終わったな。


なんぢゃそりゃ。

どんな深層心理やねん!

と、豪快につっこみたい気もするけれど、何だか毎回、夢の内容や展開に

ドキッと後ろめたい気がしたりする。

それ、どーいうこと…って。
自分の心に聞いてみたい。


夢で会ってあったかい気持ちになってしまうこと。
それを大事にしてること…誰にも秘密です。

親切なお節介

昨日のエントリーともつながるけれど、ちゅーたんが電車でご機嫌過ぎて困ったーって話をしたときに、いとこから、乗車時にはお昼寝させるように、仕向けるんだって教えてもらった。

こういうの、すごくありがたいと思う。

支援センターとかお話会とかで、スタッフの方にちょっと困ったことを相談する機会があるけど、解決されずに容認されて終わることが多くモヤモヤする。


多分、今回のことを話すと、
赤ちゃんだから、仕方ないね…
なんか楽しかったんだね!

みたいな反応になると思う。

機嫌が悪いことが多くて…って話したときも、赤ちゃんは泣くのが仕事だから、いいのよ。
どうしようもないときは泣かせておいて構わないのよ。

って感じのことを言われた。

赤ちゃんのくせに、お昼寝が短いきがする…って話したときは、いろんな赤ちゃんがいるから。

この前、座っていて後ろにひっくり返ったのを救えなかった…と反省して話したときは、ちょっとくらい転んでも大丈夫。それで、バランス感覚とか身につくんだから!

困ったことや悩みを相談して、「大丈夫よ 」って言ってもらえることで、気持ちは楽になるけど、解決にはならない。
育児支援なので、母親を追い込まないようにという配慮がとても伝わる。

それだけに、本当にそれが赤ちゃんにとっても良いのかな?と逆に心配になることもある。
身内や本当に親しい友人じゃないと、それはちょっと…と思っても頭から否定や訂正はしてくれない。


同じことを母に話すと、こうしなさいああしなさい、何してるんだ!と説教混じりになってしまうけど、解決法やヒントがあるからありがたい。

どうしたらそうならないかの知恵を教えてくれる人や教え会える場がもっと、ほしいなと思う。

なんというか、「親切なお節介」がもっと奨励され、歓迎されるようになるといいんだけど。