アナログ世代のデジタル化
近頃は、お年寄りがインターネットといっても、
もう、珍しくないんだろうとは思うけど、
私の両親世代は、ほんのここ10年ちょっとくらい?で、触れた世界。
最初はパソコン内蔵のゲームと、インターネットのニュースくらいしか使ってなかった。
今もそんなに器用に使いこなすわけじゃないけど、不器用なりにも、アグレッシブだ。
ある日、父からFacebookの友達申請来たり。
自分の趣味の範囲の写真や動画をアップしたりしてるようだ。
そして、何にでも「いいね!」としてる。
「見たやつにはねぇ、全部押してるんよ」って。
さらに、どこで覚えたのか「~なう」とかって若者言葉を使ってみようとしたり。
「なうって、n・a・wだっけ?」
って聞いて、母にそんな恥ずかしいことしないのと諌められてた。
うん、ちょっと残念。
やらなくてよかったよ。
実家に帰ってみると、両親がインターネットでショッピングするようになってた。
伯母に内祝いのバッグを探すのだとか。
すると伯母が訪ねてきて、一緒に画面を見ながら品物を選ぶのだとか。
なるほど。
そこは、訪ねてこないとダメなわけか。
そして、弟が帰省をして、両親にSkypeを教えた。
ちゅーたん目当てに、Skypeしようとなるわけだけど、
応答はできても、なぜか自分達からかけることはできないらしい。
だから、Skypeする前に、電話がかかってくる。
そして、Skypeしてると、
「ちゅーたん!ちゅーたん!」って、顔を近づけてくる。
いやいやー、ちゅーたんに画面を近づけないと意味ないし。
ってか、こっちから見ると、もはや目しか映ってない!
惜しいっ!
てとこが多々あるけど、新しいものに対して柔軟で、
ある意味、自分達の都合に合わせて、必要な部分だけを生活にうまく組み込んでるなぁと感心する。
科学の進歩のおかげか、十年単位で生活様式もガラッと変わってきてる。
戦後間もない時期に生まれて、高度経済成長の最中を生き抜いてきた世代だからこそのアグレッシブさなのかな?