夢の中の恋人

夢で隣にいるのは、いつもしんじくん。
四年付き合った元カレのH氏でも、結婚したぷーすけでもない。

そして、夢の中で、よかった戻れたんだって安心してたり、
それが普通のことのように振る舞ってたりしてる。

誰かに話したかったけど、誰にも話せなかったこと。

しんじくんは、大学３年から、３年間くらい付き合った。

自分の素をさらけだせる、はじめての人で、一緒にいると安心できた。
この人と結婚するって思ってた。
そのくらい、存在が自然だった。

けど、遠距離になったときに、私は仕事がおもしろくなり、仕事で知り合ったH氏に浮気した。
H氏は、結婚相手としては絶対に違うって思ってた。

しんじくんは、浮気も許してくれて、戻ってこいって言ってくれた。

けど、その時は、どうしても戻れなかった。
将来は必ず結婚するけど、今は違うんだって、おかしな理屈をこねてた。

浮わついてた私は、今は別れるって、なかば強引に別れた。
でも、数年後は結婚するんだとかって、なぜか変な思い込みがあった。

けど、そんなことあるはずもなく、しんじくんは、別の人と結婚した。

結婚するって連絡をもらって、二人で電話口で、わんわん泣いた。
なんで、こうなっちゃったんだろーって。

私が悪いんだけど、しんじくんは、じぶんのせいだとお互いが自分を責めて、泣いてた。

お互い好きだったのに、何か微妙にずれていき、戻るのは簡単そうで戻れなかった。

今、冷静に振り返って読み返しても、意味がわからないと思う。
理屈は通ってない。わたしの判断もメチャクチャ。
だけど、その時は、どうしてかそうしかできなかった。

共通の友人が多いので、その結婚式で会ったりする以外は接点もない。

付き合ってたのは、もう１０年くらい前のことなのに、夢には出てくる。

時々、別の世界があって、そっちの世界では私はあのまましんじくんと結婚してたのかなとか思うくらい。

H氏は、一度も夢に出てきたことがない。
四年以上も付き合ってたのに。
そして、結婚もやはりしなかった。

ぷーすけは、役割としてでてきてたけど、顔はしんじくんってのが続いてた。

けど、昨日、ちゅーたんが初めて夢に出てきて、その父親役はぷーすけだった。

ここにきて、ようやく私の無意識の世界も現実を受け入れつつあるのかな？と考えてしまった。

夢、不思議だ。