学校で習わないこと
不毛地帯読んでます。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/03/17
- メディア: 文庫
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一巻から、衝撃すぎて、先を読み進めたい気持ちと憂鬱な気持ちが戦ってます。
不毛地帯は、シベリア抑留から、帰還した元軍人が商社マンとして、第2の人生を歩む話です。
一巻では、シベリア抑留の話がメインですが、何とも言えない悲しさや憤り画や通りすぎます。
さして、自分の無知さが悲しくて悔しくて。
私は学生時代、勉強がんばってました。
学校や先生から出されることはほぼ100%クリアしてたと思います。
当時から、人生の儚さとか、自分のちっぽけさを達観してたところがあったので、人生の目標も、○○になりたい!とかってことじゃなく、
この世の中のできるだけ多くのことを知って死にたい
みたいに考えてました。
だから、学校から与えられる知識は全部吸収したいと貪欲だった。
けれど、学校を出てからの10年。
社会に揉まれて、学びの連続だった。
そして、家庭に入った今も無知さを思い知らされる。
自分のことなのに、妊娠も出産もわからないことだらけだった。育児だって、何がよくて何がいけないかとか、次にすべきことがなにかとかあるはずなのに。
育児は十人十色なんて言うけど、それでも平均的な正解・不正解はあると思う。
けど、人の育児に口出しすることはなんとなくタブー視されてるのか、あまり気にしないかとばかり言われる。
ニュースを見てても政治も経済も表面的なことしかわからない。
さっぱりわからないことも多い。
知りたいけど何をどうやって学べば知識が追い付くのかわからない。
歴史だって。
「日本の歴史」「大人の世界史」みたいな本も多いけど、教科書と変わらない。
最近、歴史小説を読むことで、フィクションなりに時代背景を映してるってこともわかってきたけど、何を読めばどんな知識が得られるのかわからない。
時間ばかり過ぎていき、知らないことばかり増えていく状況に焦ってる。
学びの機会、良い方法があれば知恵がほしいです。
目下の興味は、歴史・経済・政治…社会に関することかな。