そして母になる③子宮頸がんになったこと
①で言ってた、妊娠じゃないエッチの怖さは病気のリスク。
子宮頸がんは、HPVウィルスが原因で引き起こされる。
エッチをすることで感染する。
もちろんナマですることで、感染する。
そのウィルス自体は珍しくないらしく、感染してもたいていの場合は自然に体外に排出されるらしい。
ただ、まれに運悪く?発症することがあるのだとか。
エッチによって感染するわけだし、ナマでやった可能性が高いわけだし、恥ずかしい病気なのかなと思ったのを覚えてる。
自分ががんって知ったきっかけは、いくつもの偶然が重なって。
その半月前くらいに、不覚な形でエッチした。酔って意識も飛びかけているところをやられてしまった。
柔道の選手が、酔った女の子襲って、同意の上だとか、違うとかそんなニュース見るたびにあぁって反省する。
しらふだったら絶対してない。
酔った状態で同意って言われても反論できない。私にも隙があった。でも卑怯だ。
実際、記憶もあいまいだったので、中出しされてなかったかとか、色々心配した。
そんなとき、生理じゃないタイミングで少量出血した。
変な病気をうつされたんじゃないかとか、変なことされて傷ついたのかとか心配した。
彼氏には言えなかったけど、元カレには出血したことを言えた。別れてるからかな?
すると、泣きそうなテンションで、病院に行ってーって言われた。
変なことになってなかろうかと言う不安と、元カレからの説得により、病院に行こうと思った。
当時、県立病院から徒歩1分のところに住んでたので、病院に行くことのハードルが低かったのは幸いだった。
不正出血と言われた…ストレスとか、ホルモンバランスの崩れで、珍しいことではないと思うと。
そこで子宮頸がんの検査も勧められた。どちらかと言うと、検査の必要があるからというより、広く受けてほしい活動の一環みたいな感じだった。
何かあれば連絡しますと言われた。なければ連絡はないと。
そして数日後に連絡があった。
検査結果について、お話ししたいことがあるから来てほしいと。
がんってことですよね?って落ち着いて尋ねると、電話で伝えるのは…と濁されつつ、Ⅰaっていう初期の状態だと教えてくれた。
電話かかってきた時点で何かあるってことだし…
そこから、ネットでいろいろ調べた。
HPVウィルスに感染してから発症するまでに長い時間がかかること
Ⅰaからの死亡率は高くないこと
治療方法について
等々。
とりあえず、死ななそうってことと、ヤバイとこの一歩手前だったってことがわかって、情報をひととおり入れてしまうと、そんなに怖くなくなった。
がんって聞いても、倒れるようなショック受けたりとかなかった。
いろいろわかるまで誰にも言わずに一人で調べた。その辺は冷静だった。
ビックリしたけど、見つかってラッキーだった。いろんな偶然が重なった。
良かった、見つかってー。とか思うのと同時に、やっぱりナマでしたりしてきたのは、甘かったなと反省した。
そして、避妊を嫌がってた当時の彼氏にも腹が立った。
だから、エッチが原因でウイルスに感染してガンになったこと、あなた自体がそのウィルス持ってるから、他の人も感染させる恐れあるよと脅しておいた。
つづく