cikringoの日記

マイペースに思いのままに書いてます。出産を機に180度変わった生活や価値観。どこかに吐き出してないと…と。王さまの耳はロバの耳に出てくる穴みたいな場所。

正面突破できる幸せ

明けましておめでとうございます。
今年の目標は

1つ目
定量的な目標を立てて、達成していくことです。
小さな目標でいいので、週1個ずつを目標にかんばります。

2つ目
時間を意識して生活すること。
今は時計も見てなくて、時間を気にするのはニュースがある12時と7時、ちゅーたんをお風呂に入れる6時と寝せる8時くらいです。
○時○分までに、あれとこれをする!とか決めながら生活します。


12月は嫉妬心を探求してみたり、傷つくことについて考えてみたり、ある意味、自分の頭の中でモヤモヤごちゃごちゃしてることが多かったです。

話を聞くとザワッとしてしまう女の子については、直接会ってみた。夫は元同僚だし、その子は私が別のエリアで働いてるときからお互い名前だけ知ってるような関係だったので、「ようやく会えたねー」みたいな感じで、夫の忘れ物届けついでにお菓子もって行ってきた。

お返しにクリスマスプレゼントもらったり、そのお返ししたりメールやりとりしたりで、素性もなんとなくわかって大丈夫になった。

やっぱり私は正面突破してしまう。
じぶんの中でおとなしく消化とかできない。


彼女は同じ仕事をしてるけど、アルバイト。
勤めてる年数も私とほとんど変わらない。
社員同様の働きをしてるけど、家庭の事情で社員にはならないみたい。

営業をさせると、アルバイトだから名前は出ないものの、いつもその店舗の売上は達成する。
私はスタートダッシュで抜け出して目立つのが好きだったので、だいたい彼女の店舗と一位を争ってた。

私は男社会の中で対等に渡り合いたいと思って、いつも負けたくない、負けないって肩肘張ってた。
かわいげのない、扱いにくい女だったろうなーと思う。
それ相応のポジションも与えてもらえたので、自分の思うように好きにやってたなーと思う。

それが恵まれてるなって思ったのは彼女とやり取りをして。

彼女…大島優子に似てるから優子さん。
優子さんは、結果も出して、仕事もバリバリしてるけど、女を武器にすることを忘れてなかった。
そこにとても衝撃を受けた。

優子さんのメールには、こんな文章が…

お会いできて、すごくすごく嬉しいです。
今日はステキな1日になりました。
(大げさだよー。まだ今日始まったばかりだし…)

ずっと憧れの方だったので…
(私に対して…めちゃライバルだったやん)

いつも私たちが楽しくお仕事できる環境を○○さん(夫)は整えてくださって感謝の気持ちで一杯です。
(いつもいっぱいいっぱいだよ、夫は…)

私がもっともっとお役にたてれば○○さんがご家族とすごせる時間も増えるのに…と不甲斐なく思います。
(実際はメチャメチャ役に立ってる。というか彼女の働きで回ってる。家庭の心配までありがとう)




彼女の働きでかなり数字もプラスを出しているし、それは本人も自覚してるだろうさ、自信あるはずなのに、何、この謙遜!と、ビビックリした。
私にはこの女子感出せないなーと最初はかなり引いてしまった。

でも、やり取りする内に、秘めてる熱い部分とか、苦労したんだなみたいなのが見えてきて、ただのぶりっ子で嫌味なオンナという訳ではなくて、これが、彼女の立場で思うように仕事をしていくための処世術なんだろうな…と思った。

実際、アルバイトなので、社員の集まりにも出てこないから、得たいの知れない優子さんについては、悪評も多い。

かわいくて、仕事ができて、でもアルバイトでってなると、妬まれることも多かったんだろうし、煙たがられることもあったんだろうなって思う。

限られた情報の中で、自分よりできない社員の下で働くストレス。
結果だしても、ありがとう!って社員の手柄になる。
ポジションも上がらない、ボーナスも出ないそのジレンマ。

そんな中でも結果を出すために優子さんは、女子を最大限に利用して、男社会をうまくわたってきたんだろーなと感じた。

そんなこと気にせずに、思うように我が道を歩んでこれた自分の環境・境遇に感謝しなきゃなーと思った。
勝負できる立場だったからこそ、いつも正面突破でよかった。
人に媚びたり、必要以上に立てたり、自分をかわいく見せる必要もなかった。

自然体で何も秘めず、作らずやれるってのは幸せなんだなーと。

傷つかない心を持ちたい

なぜ傷つくんだろう…を追求していたけど、最近、自分について考えることが多かったのといくつかヒントを得たのでメモφ(..)&頭のまとめ

性格も6割くらい遺伝すると、最近読んだ本にあった。脳科学の本だけど。

したたかな脳 (パンドラ新書)

したたかな脳 (パンドラ新書)

ここでの性格ってのは、

内向性・外向性
神経質
衝動的

の具合を掛け合わせたもので、脳内物質のドーパミンセロトニンノルアドレナリンの分泌量と関係するらしい。

人の性格も脳科学的には化学物質の分量で左右されるということ。

あと、脳はパターン学習が得意で、ある状況に対して、似た経験を持ち出して判断するとあった。

遺伝する6割は脳内物質の分泌の分量とか出やすさとかかな。そして、残り4割は、脳がどんな学習をするか…つまり環境ってことかな。

例えば、親の様子を見てきて、あんな風にはなりたくないと思っていても、「あんな風」を脳が学習してるから同じような状況に出会うと、「あんな風」と同じ反応をしてしまったりする。

その反応をそのまま出してしまうか、違うものに変換できるかで、変わるんだと思うけど。

話がそれました。

だから、前々回書いたザワッとした感情も、脳が学習してしまってるからなんだろうなって納得。
パターン学習が得意な脳には別のパターンを上書きしてあげればいいんだ!


……夫にたいして不安にならない上書きってどんなストーリーだろう…。
今のところ、実際に不安が現実になったことは一度もないのだけど、いまだ上書きされない。。
強烈なストーリーが必要か?想像力が乏しい私には想像ができない…困った。


自分のこと、思考について、こういろいろ考えるヒントにとてもなっているのが、
id:happylife_r さんのブログ。
「意識的に生きる」ってタイトルで、人生をより前向きに、自分自身をより高みに導いてくれるヒントがたくさんあって、とても勉強になる。

好きなblogの1つです。


嫉妬しない自分もその1つだけど、傷つくことを恐れすぎてる自分を何とかしたい。何がこわいんだろう。


そのために、自己分析と改善策を考えてる。
パターンの上書きは、その一つ。



最近、事件があって、ぷーすけが私に気をつかって嘘に嘘を重ねていた。でも、ほころびがたくさんあるので、結局ばれたけど。

その原因も元はと言えば、私がすぐに嫉妬したり心配したりするから。私が女の子の話題でザワッとしてるかとは、バレてたようで、敢えて話さないようにしてたみたい。

敢えて話さないが行きすぎて、ウソで隠すことまで出てきてた。
(内容は全く隠す必要がない、やましくもなんともないこと。)
私が敏感に反応しすぎるから言えなかったって。
言えなかったことを隠すためにウソを重ねることになってた。ショボいウソ。


今回の事件をうけても、自分を何とかしないといけないなーと思っている。

すぐに不安になって、悪いことを考えてしまうのは、実際に起こったときの心の衝撃を和らげるための自己防衛だと思う。

もう、反射的にそういう思考になってる。


あぁ、やっぱりね…じゃないけど、そういうのもあり得るかとわかってたよー。みたいな余裕が必要なのかな?

それで、なんで?なんで!?みたいな自分にならずに済むようにしてるのかな。


なんでそんなに傷つくのが怖いんだろう?
苦しいから?

でも、いつくるかわからない苦しさを和らげるために、勝手な妄想で別の苦しさを作り出して勝手に苦しんでる。


火事に備えて、厳しい避難訓練をしょっちゅうやって火事をこわがってる感じ?
もう、その訓練、必要ないんじゃない?
訓練するんじゃなくて、火事が起こらないような努力するとか…


だから、傷ついたときに衝撃を和らげるようなことを考えて、勝手な想像膨らまして心構えをするんじゃなくて、そんなことでは動じない強い心になるとか。


いいんじゃない?傷ついても…
いや、そのくらいじゃ傷つかんよ…


そう思える境地に自分を高めたい。

そもそも傷つくってなんだろ。
脳科学的に。

なぜ日本は出生率が低いんだろう?

昨日、テレビを見ていたら、
「世界の7地域の調査では、行ってみたい国のNo.1が日本」
って紹介されてた。

日本って、外国と比べると暮らしてて良いところがたくさんある。


・治安が良い
外国に行くと、たいてい、この辺には近づくなとか、夜出歩くなとか、言われる。
夜中に徒歩で帰るのが日常でした。でも何も怖い目に合いませんでした。
っていう私は運が良かったのか、治安がよかったのか。
ある国に行ったときは、真昼に歩いてて人混みに入ると
「貴重品キヲツケテクダサイネー」
ってガイドさんが繰り返すのにビックリした。

・水が安全
これも同じ国での話だけど、
「安全な水売ってるところ教えるからその辺ではカワナイデ」と言われた。路上で売ってるペットボトルの水は安全じゃないものがある?!と驚いた。
水が有料の国も多い。

ライフラインも充実している
水にもつながるけれども、電気・ガス・上下水道も不自由ないし、不安もない。当たり前に使ってる。
そのクオリティーも高い。
何らかで分断しても復旧も早い。

・勉強できる環境がある
義務教育の9年間がしっかり守られている。
学ぶ意欲さえあれば、奨学金制度とか利用しながら学ぶこともできる。

・医療も充実している
そこらじゅうに病院があり、お金と時間さえゆるせば、ちょっとした風邪から大きな病気まで診てもらえる。
子どもを産んで知ったけど、子どもの内は県の助成などでほとんどお金がかからない。
産科について言えば、死産・流産のリスクも低い。

・長生きできる
できるかどうかは人次第だけど、平均寿命がながおってことは、それだけ若くて死ぬ人が少ない…生き延びる可能性が高いってこと。安全と医療ってのにつながるんだろうけど。


子どもを産んでみても、衣食住で不自由したり不安に感じたりすることはない。
むしろ選択肢が多くて迷うくらい。
生命の不安を感じたりすることもほとんどなく、安全、安心して暮らせてる。

風邪かもなぁ…で電話してみると、懇切丁寧に対応してくれるホットラインや病院がある。
コホッてしただけなのにオロオロしても優しく対応してもらえる。
これも安心。安心が当たり前で心配性になりそう。

いつでも遊びに来てくださいねぇと声をかけてくださる支援センターが身近にある。

恩恵が多すぎて当たり前に感じてしまってるけど、すごいことだよな…と思う。
その中にいて、まだ満たされない思いを抱いたり不満が出てきてしまう今の日本はなんでだろ。

いろんなことが満たされてしまっているから?
選択肢がたくさんありすぎるから?
人間の欲求が際限ないから?

どうして、子どもを育てにくいとか生みにくいとか考えてしまうんだろう。
悪い部分ばかり見えてしまうんだろう?

それが人間?


治安が悪くて、貧困で、日本に比べて恵まれているといえない(生き延びると言う点で)国ほど子沢山だったりする。

そんなことを言いつつ、自分も子どもは一人で精一杯だなぁとかおもってる。なんでだろ。


ひょっとして、そうやって自然界の数(人口)のバランスが保たれてる?


だとしたら、自然はどこまでもしたたかだ。

嫉妬心を探究する

ぷーすけが女の子(部下とか同僚だけど…)の話をすると心がザワッとする。嫉妬かな?
嫉妬するような話題ではない。仕事の話の登場人物だ。

自分の妄想で勝手に不安になってる。
いつかその人と変な関係になったらどーしようみたいな、根拠のない不安。

私、おかしいよなぁと、ふと我にかえった。
なんでそういう気持ちになるんだろう。
自分の考えを探りたい。
そして、そういうザワッとする気持ちを克服したい。

そういう気持ちで、考えながら書いてます。



まず、ぷーすけについて。


見た目はそんなに悪くはない(と私は思ってる)
でも最近老けたと言われてる(笑)身長は高くない
おしゃべりじゃない
男っぽくて男の中でつるんでるタイプ
女の子と積極的に仲良くしようとするタイプじゃない
女の子の友人とかいない
SNSとか興味ない。lineもFacebookmixiもやってない
メールもほとんどしない
一日中仕事してる
数学が好き
約束はまもる
奥手だと思う


#######
私たちの関係は、飲み会帰りのキスから始まった。
ただ、そのときは私には遠距離で付き合ってる彼氏がいた。
家も近かったので、今度遊びに行くって話になり、そのうち、仕事が終わって毎晩のように彼の家へ行くようになってた。
仕事が終わって、遊びにいって、泊まって、朝帰ってそこから出勤っていう生活を彼が異動になるまで3ヶ月くらい続けた。

けど、エッチなし。一緒のベッドに寝てるのに。
あそことか固くなってるのわかるのに。

彼氏がいたから、そーとー我慢してた。と後々聞いたけど。

以上、奥手だと思うエピソード
#######


仮に気になる子がいても、積極的にアプローチしたり、連絡とったりはまずしないだろう。
何らか間違いが起こりそうになっても衝動的に過ちを犯してしまうこともなさそう。

そして何より、私とちゅーたんを大事にしてくれていて、彼にとっては家庭がとても大事そう。



…考えても、ぷーすけに落ち度はなさそう。
疑われる理由も何にもない。前科もない。

完全に自分自身の問題だ。
私に問題があって、勝手にモヤモヤしてるなと思う。
暇だから(手は空かないけど頭は空いてる)かな?
ならば、向き合うべし。


まず、「嫉妬のメカニズム」って調べてみたら、嫉妬って感情の原因を調べてみた。嫉妬は、怒りの感情のひとつで、大きく二通りあった。


・自分の願望や理想を叶えてる人への羨望と同時に感じる劣等感


・主に恋愛において、独占したい相手が別の人に目や気持ちを向けている時に感じる怒り


こんな感じ?こう書いてみると後者と言いたいけど、どちらでもない…
ぷーすけの場合、別の人に目や気持ちが向いてる訳じゃないし。
向いたらどうしようって心配がわいてるだけだし。


でも、嫉妬心を持つ原因にヒントがあった。3つあった。こういう書き方じゃなかったと思うけど…


1.相手に対する劣等感が原因
2.過去の経験が原因
3.自分に自信が持てないことが原因


1は違う。なぜなら、対象が明確ではないから。
3も違う…ような。
2か…過去の経験か。そうかもしれない…と思い当たることがあった。


過去の経験を振り返って、それと今とは違うってことをきちんと認識することが必要って書いてた。
トラウマの克服とかもこんなんじゃなかったかな?催眠術とかかけて、無意識の記憶を呼び起こしたり。

私の場合、催眠術使わなくても思い出せるので、自分の心がザワッとなるもとになってることを思い出してまとめてみた。


【1 寛容を演じると痛い目をみる 】
いつか書いたナルシストな初彼。
高3の時かな。付き合うことになった。
背も高くてイケメンでスポーツも勉強もできた。
すごくタイプで付き合えることも嬉しかった。

iちゃんって子も彼のことが好きだった。
その事を知ってなのか、彼はiちゃんを遠ざけること無く仲良くしてた。

女の子全般に優しく親切な彼だった。

iちゃんが好きだと思ってることも知ってたけど、嫉妬してグチグチ言うのはカッコ悪いと思ってたし、付き合ってることに優越感もあり、そういうのを見過ごして容認してた。懐の深い女を演じてたのかもしれない。

結果、彼はiちゃんに乗りかえてしまう。
私は俺がいなくても大丈夫そう…そう言ってた。
確かに、iちゃんは、仔犬みたいな子だった。
放っておけなかったんだって。

とてもとても傷ついたし、悔しかった。
負けたままで終わるわけにはいかないと、その後、もう一波乱あったりするわけだけど、この経験は以降の自分の恋愛観を変えたと思う。


人を好きになるとつらい
好きな人とは付き合えない


そんな感じに。

それ以降、付き合う相手は自分が好きな人ではなく、自分を好きな人。振られるより振る。
というかなり保身な恋愛をするようになる。


【2 信じて裏切られるのはこわい】
ぷーすけと付き合う前につきあってたH氏。
H氏は、初彼の人と似てるとこがあった。
女の子に優しいところ
ナルシストなところ
さらに、甘え上手で人たらしだった。

最も危険なタイプだったのに、私は惹かれてしまい、気づいたら戻れないところまでいってた。
最初から最後まで遠距離だった。
近かったらもっといろんなことが見えてもっと早くダメになってたかもしれないけど、遠距離が程よい距離だったのかも。

知ってるだけで、3回は裏切られてる。
4年間付き合っていくなかで、彼も落ち着いたりしてたけど、不信感って一度湧いてしまうともう拭えなかった。

信じたい。けど、信じるよりも疑念の方が先に出てくる。
また裏切られたらどうしよう、傷つきたくないって防衛機能が働いて、信じられない。
信じてなければ、裏切られても、やっぱりか…と心の傷は軽くなる。そう思ってたのかも。

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会話のハードルが上がってた

産休・育休と職場から離れて7ヶ月。

引きこもり生活を満喫中だ。

ちゅーたんのお相手をしつつ、時々実家の両親とSkypeをし、夫のいるときは夫とほんわかおしゃべり。

たまーに育児支援センターとかに出掛けて、ママさんとチラッと話してみたり、センターの職員のかたと話してみたり。

元々、女子のおしゃべりが得意ではないし、おしゃべりしないとストレス!ってこともないので、このくらいの人間との接触で不自由無く暮らしている。

が、昨日、会社の後輩が遊びに来てくれた。
みんなで鍋を囲んでワイワイした。
そういうのが久しぶりってのもあったのかもしれないけど、もう最初から会話がから回って仕方ない。

飛んできた質問に対して、わぁっと頭に回答は浮かぶけど、
・話をまとめられない
・言い残しがたくさん

しゃべりたいことはたくさんあるのに、とっさに出てこない自分にビックリした。

日頃、夫との会話は、「さっきの○○ね…」とか、「この前言ってた~だけど」とか、やり直しがきく。
確かに、そういうの多い。

そして、メールやブログ、Facebookと言葉を文字にすることでの表現が多い。
じっくり考えられるし、後から修正もできる。

アドリブで会話するのって、だいぶレベル高いなぁということに気づいた。

それにしても、使う機能が少ないとあっという間に省エネ設定になってしまうんだな、脳みそは。
このままでは、社会復帰できないぞと心配になった。

そして母になる⑨誕生

更新するのが久方ぶりになりました。
最近、ちゅーたんが昼間起きている時間が長く、起きてる間もハイテンション祭りの日々。
あのパワーはどこから生まれるんだろう?
おっぱいだけなのに。。エネルギー保存してるのか疑問!

ということで、よーやく誕生します。

                              • -

予定日は6月1日。
1週間くらい前から、いつかいまかと何となく落ち着かない日々を送ってた。

絶対に出てくるから。と言われて、このお腹ともお別れなのかぁと寂しい気もしてた。

これまたネットでいろいろ調べて、出産の兆候とか過程とか勉強してた。

お産の開始は
「おしるし」っていう少量の出血が前兆としてある場合

「破水」って羊水が出てくる場合。これも破れる場所によってポタポタってのと、バシャーってのとある

「陣痛」から始まる場合

破水や陣痛は聞きなれた言葉だったけど、おしるしは初耳だった。

出産と聞くと陣痛ってのはセットで出てくるようなキーワードで、とにかく痛いんだろーなと想像してた。
鼻からスイカとか聞いたし、生理痛の何倍もとかも聞いてたし恐怖だった。

でも、正確にわかってないこともあった。

陣痛ってのは、波がある。
痛いのは最初は20~30秒くらいで、痛くない休憩時間が15分以上ある。
徐々に痛い時間が長くなって、休憩時間が短くなると。

だから、陣痛かなと思ったら時間を測って、初産だったら10分間隔になったら病院に連絡するように言われてた。

陣痛の痛みとそうじゃないのと区別着くのかな?と思ってたけど、陣痛は「これだ!」って絶対にわかる!我慢できない!と書いてた。

ずーっと、うんうん痛いイメージだったから休憩もあるのかと意外だった。
休憩時間に次の陣痛の波に備えるんだと。

病院への移動とか食事とかシャワーとかもその間にするんだみたいなことも書いてあってへぇーと思ってた。

出産というと分娩台でウンウンやってるイメージだったけと、陣痛室みたいな陣痛をやり過ごす場所があって、分娩台は、ほんとに最後の最後に行くとこだと知った。

というか、いろいろ調べたりするまでは、そういうことは知らなかったし、知る機会もなかった。


予定日に生まれる!となんとなく思ってたけど特になにもなく。。
しばらく外食もできなくなるだろうし、好きなものも食べられなくなるし…ってことで、ケーキ食べたりステーキ食べに行った。
(焼き肉とリポD?オロナミンCだっけ?で産気付くみたいな都市伝説もあった)

ステーキ食べてる頃、少しお腹が痛かった。
けど、気にならないくらいの痛さ。
陣痛の前に、「前駆陣痛」ってのがあることもあるらしく、前駆陣痛かあって、2~3日後に本陣痛ってこともあるって見てたので、それかなぁ?とか考えてた。
我慢できるので、まぁ違うなーと。

寝る頃23:00くらいから、生理痛のような痛さがあったけど、我慢できるし、間隔を計ったら、3~5分と頻繁に痛い。

我慢できない痛みでもなければ、休憩が15~20分ってのとも違う。
陣痛間隔を計るアプリがあって、それを使ってた。
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それでなくても心配性な両親なので、違ったらお騒がせだしなーと思って眠ろうとしてた。
夫には電話でお腹痛いんだよね、我慢できるけど…みたいに話してた。

1:30頃、これは陣痛なのかどうなのかが気になって病院に連絡した。
我慢できるんですよ…でも、間隔は短いんです…と。
電話に出た助産師さんも、うーん?という感じ。

来てみます?

(…違ったら帰されたりするってのも聞いてたので)

…うーん、様子見ます。

眠いので、眠ろうとウトウトしてるとアイタタ…というのを繰り返す。我慢はできる…。
この頃の間隔
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痛みが増してきましたって3時半頃に電話を入れ、じゃあ来てくださいってことになり、準備をして、四時頃に両親を起こした。

あたふた準備をし、5時頃病院に着いた。
車で15分くらいのとこだったけど、母はお化粧したり、私も着替えたりと、意外と冷静だった(けっこー痛かったけど)

病院に着くと、経産婦さんがもう一人来るからってメインじゃない部屋に通された。
私の方が時間かかりそうって思われたみたい。

子宮の収縮をはかるモニターをつけて、静観。
0はなんともない。
陣痛のMaxは100超えるってことだった。
つけた時点では、30~50くらいが2~3分おきにくる。

とうとう最初から10分間隔とか休憩とかないまま、気づいたら、痛い→痛くないが数分間隔でやってきてた。

事前に構えてたのと違ったから戸惑った。

準備として、着替えたり、あと浣腸もした。
初体験だった。
いきんだりすると、違うところから違うものも出てくる可能性あるしね。。
なるほどーって思った。

朝方、6時半くらいに先生がようやく来てくれて、見てもらうと、子宮の入口が六センチくらい開いてると。
十センチで全開になり、分娩となる。だから、まだ道半ば。その場で人工的に破水させた。そうすることで、早まるんだとか。

痛さは増してきたけど、お腹が痛いと言うよりは、腰が痛かった。ズーンと。
中からズーンとくるので、腰を外から押して圧迫してると楽だった。

母や伯母や助産師さんが来てくれては腰をさすったりしてくれてた。

最初は腰だけだったけど、赤ちゃんが下がってきたからか、おしりの方が痛くて、寝てるのがしんどかったので、座って腰を押しつつ呼吸を乱さないようにしてた。


その産院は「ソフロロジー式分娩」ってのを推奨してて、優雅な音楽を流しつつ、安らかなイメージを抱いて、呼吸を乱さずに…みたいな感じ。

これも事前の知識で、息は嫌でも吸うことは忘れないから、とにかく吐くことを意識するってあった。
それと、気を痛さから紛らわすためにも、目で数字を追ったりするようなことを事前に読んでた。

時計が目の前にあったので、秒針を目で追いながら、次の数字まで息を吐くってのを繰り返してた。
痛みは数十秒なので、次針が12のとこに行くまでには痛くなくなるからそこまで頑張ろうとかって、小さい目標も持てたし。

時計に集中する方法はかなり効果的だった。

途中、母が時計の前に立ちはだかって、扇いでくれたり水をくれようとしたりしてた。「時計を見せて!」というと時間を教えてくれたり、なんで時計ばかり見てるの?とか無邪気に質問してきたりして困った。

説明する余裕ものいてくださいっていう気力もなかったので、母の服についてるボタンを目でおいながらカウントを続けた。

途中、朝食ですー!とかって、豪華な朝食が運ばれてきた。
いやいや、無理だから。と思ったけど、母は、体力つけるためにも食べなさい!ほら!とかって、ヨーグルトを口に運んできたりした。

夫から母に連絡があり、親切にも?変わってくれようとしたんだけど、余裕がなく手を払って驚かれた。

痛みを自分の中に感情と一緒に押し込めて、時計に集中して気を紛らわしてたので、自分としては余裕がなかったけど、はたから見ると、痛いとも言わないし、顔色も変えないし、じっと時計を凝視してる私は余裕があるように見えたんだと思う。

前日から寝てないのもあって、眠気もピークで途中、うとうとして、それも、母を驚かせてた。

痛みに強いのねー、すごいねーと母。

隣の分娩室では、先程の経産婦さんは出産をおえて、別の人が「痛いぃー!!!」って叫んでた。

私は、内にこらえるのに必死で、叫ぶことができなかった。

ようやく全開となり、分娩台に。
もう終わるかーと、思うと元気が出てきた。

でも、その頃、隣の部屋で叫んでた妊婦さんの分娩が先に始まり、見事に一人。
眠気と痛みと孤独と戦ってた。

12時半頃に隣の赤ちゃんの産声が聞こえて、よーやく私の番が来るなぁとホッとした。
助産師さんが来てくれたので、もうですか?ときくと、
「まだまだではないけど、まだ」と言われた。

そこから、一時間。
最後は陣痛も弱めで、力も足りないと言われ、先生にも、もう少し頑張んなきゃぁ(笑)と言われて、
「どうしたらいいんですか?」と困ってた。

最後は大きい看護師さんが上に乗り、お腹を押し、下からも引っ張り…と、押したり引いたりかなり物理的だった。

頭が大きかったようで、大変だったみたい。

下から出てくるわけだけど、無理して通ろうとすると、皮膚が避けてしまうので、あらかじめ、あそこを切開して、後から縫うという産院も多い。

私が切開されたのかどうかはわからない。でも縫ってはくれたのと、頭が出てくるときに、なんかメリッといって生暖かくなった感覚があったので、裂けたのは間違いなさそう。

頭が出てるよ、ほら って見せてくれた。
痛いとかってのは、この時はもうわからなくて、なんか挟まってて、外に出したい感じだった。

頭が出てきてて、ヨシヨシできた。
感動とかいう感情ではなく、自分の身に起こってることがいまいち理解できず、ただただビックリしてた。

助産師さんが、取り上げてくれて、連れていかれるのがわかった。すぐには、産声もあげなかったけど、すぐに大きな声で泣き出しほっとした。

出産には人それぞれのストーリーがあるなぁ、教科書通りにはならないなぁとつくづく思った。

この世に生まれでたちゅーたんは、キリッと目を見開いて皆の歓迎を受けてたのが印象的だった。
二人きりになったとき、頑張ったねー私たちって、二人でやりきった感に浸った。

そして母になる⑧妊婦を支える人たち

妊婦になって、妊婦の世界を初めて知った。

産婦人科も産科に関わるのは初めてだったし。

そこで、助産師さんって存在を初めて知った。職業としてそういうのがあるのは知ってたけど、関わったのは初めてだってので、意識したって言うべきか。

助産師さんは、看護師の資格に+アルファ必要なようで、知識的なことの大変さもそうだけど、精神的にも体力的にも大変な仕事だなって思った。

お産っていつはじまるかわからないし、同じタイミングで何人も妊婦さんが産気付くこともあるし、いつ終わるかもわからない。命の誕生を支える仕事。
そんな毎日がイレギュラーの連続なんじゃないかというような職場。

いざ、出産ってところまでは、なかなか関わる機会がなかったけど、お産以降、とても頼りになる存在だった。

学校出たての若い助産師さんもいたけど、がっつり支えてもらった。
精神的にも知識的にも物理的にも。

ほかにも。

友人が妊婦のモデルを探していて声をかけられた。モデルといっても、アロマを使ったマッサージの講習で実験台になってくれる人。
よくわからないまま、了承し行ってみた。

そこでも助産師さん登場するわけだけど、妊婦さん向けのボディトリートメントを考えて、エステティシャンやアロマテラピストに講習会を開いてる方だった。
後々気づいたけど、All aboutとかでも記事を書いてる方だった。

妊婦って、お腹に重たいものをかかえてるので、これまでと重心とか力が入る部分とかいろいろ変わってしまう。

だから、肩がこったり、背中が痛くなったり、人によっていろんな弊害が起こる。

私の場合、デスクワーク中心の生活で万年首・肩こりに悩まされ、変に姿勢が良いために背中・こしが常に具合悪かった。
おなかが大きくなると、重心が前寄りになったからか、デスクワークからかいほうされたからか、妊娠前よりも凝りの症状はなくなったけど。

それでもマッサージに行きたいときがあって行ったけど、妊婦さんはお断りってところも意外と多い。もちろん何かあったときの責任問題とかそういうのだろうけど。

だから、その講習会に参加して、妊婦に向けて、こういうサービスを考えてる人たちがいるんだってことにとても感動した。

妊娠時期って、一生の中であって数回×約十ヶ月。妊婦自身の特別感も大きいし、不安でかまってほしいし、時間もあるから、妊婦向けの市場ってもっともっと広いなぁと感じた。

自分でビジネス興すような気概も力もないけど、妊婦さんに関わって仕事するの素敵かもなと思った。

さらに。

出産後、おっぱいが詰まって固まったことがあって、最初はものすごく恐怖だった。

そのとき「母乳外来」ってのを探して行った。
おっぱいのマッサージをして、母乳を出やすくしてくれる。
そこは、桶谷式っていうところだったけど、そこでもその方式を認定されている助産師さんが登場した。

詰まりを解消してもらうだけじゃなく、泣いたときのあやしかたとか、抱き方のバリエーションとか、予報接種についてとかいろいろ教えてもらった。


知らない世界に踏み入れて、初めて知った人たちの存在感。
ママになりたての不安な女性を精神面、知識面、技術面でサポートする。たくましいし優しさもあるし、すごいなって思った。
なんだか、この歳になって、職業に初めて憧れを抱いた。

助産師にはなれないけど、何か女性のための仕事っていいなと思った。

ちなみに、差別しないために助産婦→助産師に呼称がかわったけど、男性の助産師っているのかな…?